齋藤滋富山大学長インド及びタイ歴訪
富山大学一行は、学術交流協定及び学生交流に関する覚書の締結、研究者?学生交流の促進、国際共同研究強化及び国際シンポジウム出席を目的に、11月12日から18日の間、インド及びタイの教育研究機関である
スリ?ラマサミー?メモリアル大学(以下SRM大学)(11月13日)
インド工科大学マドラス校(以下IITマドラス)(11月14日)
キングモンクット工科大学ノースバンコク校(以下KMUTNB)(11月17日)
カセサート大学(以下KU)(11月17日)
を訪問しました。
SRM大学及びKU訪問は、
グローバル研究者形成拠点(以下CITIR)
イシュワ?シン?パーハー特別研究教授(以下イシュワ教授)
が本学の強みとする研究分野の分析及び本学のグローバル化戦略を踏まえて、先方との綿密な連絡調整を行い、これらの訪問が実現しました。
また、IITマドラス及びKMUTNBは、
富山大学産学連携本部長 兼 工学部教授
笹木 亮 教授(以下笹木教授)
が本学が強みとするアルミニウム、チタン等の軽金属材料研究分野と医学分野の融合及び先端技術を用いた医工学分野の連携などを推進するため、先方との綿密な連絡調整を行い、これらの訪問が実現しました。
富山大学訪問メンバーは以下のとおり。
齋藤 滋 学長
堂田 邦明 学長特別補佐、アメリカ合衆国ノースウエスタン大学教授
イシュワ?シン?パーハー グローバル研究者形成拠点 特別研究教授
小熊 規泰 工学部長
川口 善治 医学部整形外科教授
石本 卓也 先進アルミニウム国際研究センター教授
笹木 亮 産学連携本部長?工学部教授
船塚 達也 工学部助教
Sukunthakan Ngernbamrung 工学部特命助教
小竹 香 国際課課長補佐
山田 祥 国際課係長
11月13日、富山大学一行は、SRM大学を表敬訪問しました。SRM大学は、1985年に設立し、インド?チェンナイ近郊に位置する私立総合大学です。今年9月に本学が初めて開催したサマースクール〝TOMIDA GLOBAL SCI FRONTIERS?にSRM大学からは14名の学生が参加しています。
記念撮影
Prof. C. Muthamizhchelvan学長、齋藤学長が挨拶した後、高度外国人材の育成や現地企業説明会など大学と連携した取組みを行っている日本貿易振興機構(ジェトロ)チェンナイ事務所白石薫所長が挨拶を行いました。

齋藤学長の挨拶
その後、SRM大学の紹介があり、富山大学からはイシュワ教授がスライドと本学紹介動画を使用して富山大学の紹介を行いました。大学紹介後、本学への留学、研究者交流などについて質疑応答や意見交換が行われました。
イシュワ教授によるプレゼンテーション

意見交換
大学間交流協定締結は、終始和やかな雰囲気の中で執り行われ、学術交流協定及び学生交流に関する覚書を締結しました。署名の後、齋藤学長より本学記念楯が贈呈されました。

学術交流協定の締結 富山大学記念楯の贈呈
学術交流協定締結後、先方の研究室等の見学が行われました。CENTER OF EXCELLENCE MATARIALS AND ADVANCED TECHNOLOGIESでは、同研究所で研究を行っている博士学生ひとりひとりから研究内容等について紹介をしていただきました。

キャンパスツアー
SRM大学院生との交流
11月14日、富山大学一行は、IITマドラスを表敬訪問しました。 IITマドラスは、1959年に設立し、インド?チェンナイ市内に位置する公立大学です。多くの学術部門を有し、インド工科大学23校のうち卓越大学のひとつとして認められています。

記念撮影
はじめに、学術交流協定締結が和やかな雰囲気の中で執り行われました。学術交流協定締結の後、齋藤学長より本学記念楯が贈呈されました。

学術交流協定の締結 富山大学記念楯の贈呈
齋藤学長、Prof. Veezhinathan Kamakoti学長が挨拶した後、グローバルサウス諸国を中心とした学術交流等について意見交換が行われました。
意見交換
意見交換の後、齋藤学長が本学とIITマドラスとの架け橋となる富山大学リエゾンプロフェッサー委嘱状をIITマドラス機械工学部サティアン?スッビア教授にお渡ししました。

富山大学リエゾンプロフェッサー委嘱
本学からは
大学紹介について????????産学連携本部長?工学部 笹木 亮 教授
医工連携分野について????医学部形成外科 川口 善治 教授
アルミニウム研究及びチタン研究について????先進アルミニウム国際研究センター 石本 卓也 教授
がプレゼンテーションを行いました。IITマドラスからも大学の紹介や研究紹介が行われました。
プレゼンテーションを踏まえて、医工連携分野の共同研究、研究者及び学生交流など、今後の学術交流について活発な意見交換を行いました。
笹木教授による本学紹介 川口教授による研究紹介 石本教授による研究紹介

IITマドラスによる研究紹介① IITマドラスによる研究紹介② 意見交換 .
11月17日午前、富山大学一行は、
KMUTNBで開催されたThe 3rd International Symposium on Light Materials Technology(以下「The 3rd ISLMT」)
に出席しました。このシンポジウムは、本学とKMUTNBが共同で開催し、第3回目の開催となります。
本学は、KMUTNBと2024年に学術交流協定を締結し、研究者交流、国際共同研究の推進、国際シンポジウムの開催など活発な交流を続けています。
今回のシンポジウムは、より環境に優しく、効率的で高付加価値市場に向けたアルミニウム産業の変革をテーマに、産学官の関係者が参加し、持続可能かつ保証されたサプライチェーン拠点の進化をテーマとしています。
齋藤学長は、オープニングトークの中で、アジア全域におけるアルミニウム研究の進展とアルミニウム産業の発展に寄与していくことについて触れ、新たな協定校であるIITマドラスを加えて、日本、タイ、インドで新たな技術、経済協力の礎を築いていくことについて挨拶しました。
齋藤学長によるオープニングトーク
Sukunthakan Ngernbamrung 工学部特命助教による研究発表
11月17日午後から富山大学一行は、KUを表敬訪問しました。KUは、1943年に設立された総合国立大学です。タイ国内において最も古い農業大学として知られ、農業分野において豊富な研究実績を有し、現在では、総合大学として多岐にわたる研究を行っています。

記念撮影
Assoc. Prof. Somwang Khantayanuwong, Vice President for Health Sciences Development and Suphan Buri Areas、齋藤学長の挨拶に始まり、イシュワ教授が本学の紹介を行いました。
齋藤学長の挨拶

イシュワ教授によるプレゼンテーション
学術交流協定締結は、温かな雰囲気の中で進行し 、学術交流協定及び学生交流に関する覚書を締結しました。署名の後、齋藤学長より本学記念楯が贈呈されました。

学術交流協定の締結 富山大学記念楯の贈呈
その後、今後の学術交流について意見交換を行いました。KUからは医学部、薬学部及び看護学部の教員や国際担当職員が参加し、学生交流、研究者交流、共同研究など多岐にわたって活発な意見交換が行われました。

意見交換
本学は、学長のリーダーシップの下で、グローバル化を強力に推進しています。今回のインド及びタイの歴訪によって、協定校の拡充、学生交流、共同研究等の実りある意見交換が行われました。
これを機にインド及びタイを中心としたグローバルサウス諸国との連携が加速することが期待されます。

