TOPICS

医療と介護の保険データの統合分析から、持続可能で地域特性に最適化された医療?介護のプロデュース?マネジメントにより、心身の幸福度の向上を目指します

本発表のポイント

  • 富山大学附属病院は、上市町、朝日町、富山県後期高齢者医療広域連合(順不同)との間で連携協定を、令和5年4月1日に締結した。
  • 富山大学附属病院では、医療情報?経営戦略部とデータ科学?AI 研究推進センターの髙岡裕教授らの研究チームが、提供された医療データと介護データを連結し、医療と介護の統合データベース構築と、その分析を担当する。
  • 本取り組みは富山大学第4期中期計画の「社会の課題解決?イノベーションに寄与する 研究の推進」に関連する「データサイエンスミッション?持続可能社会プロジェクト」 として、高齢者の医療と介護のデータを連結し統合解析を行うことで、介護予防、重症 化の予防などの取り組みに資するエビデンスを提供し、心身に関する幸福度(フィジカ ル ウェルビーイング)を高め、健康長寿の実現にデータ科学の面から社会貢献するこ とを目的としている。

概要

 富山大学附属病院(林 篤志 病院長)は、上市町、朝日町、富山県後期高齢者医療広域連合と各々連携協定を締結しました。
 本連携協定は、富山大学の第4期中期計画の「社会の課題解決?イノベーションに寄与する研究の推進」、さらにデータサイエンスミッションでは富山大学の学長裁量経費「持続可能社会プロジェクト」(地域活性化推進経費?代表 武山良三 地域連携推進機構長)の “ウェルビーイング?パート”として、心身の幸福度(フィジカル ウェルビーイング)を高めることを目標に準備を進めてきました。
 具体的には、スマートライフによる健康寿命の延伸と幸福度の向上に寄与するべく、複数のデータの統合化を基盤とした持続可能で地域特性に最適化された医療?介護体制をプロデュース?マネジメント可能な体制構築に取り組みます。
 これまで富山大学附属病院では、医療情報?経営戦略部とデータ科学?AI 研究推進センターの髙岡裕教授らの研究チームが富山県の地域医療のデータ推計に取り組んでおり、その経験を活かして医療と介護の統合データ解析を推進します。分析結果は連携先機関と共有し、必要な提言に繋げていきたいと考えています。その際、連携先自治体との間に情報共有の場として協議会を設けることで、定期的な意見交換を実現してまいります。

発表内容の詳細

医療と介護の保険データの統合分析から、 持続可能で地域特性に最適化された医療?介護のプロデュース?マネジメントにより、心身の幸福度の向上を目指します[PDF, 556KB]

お問い合わせ

富山大学学術研究部医学系
教授 髙岡 裕(たかおか ゆたか)

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