帝王切開出生と3歳時点における小児肥満の関係:エコチル調査
ポイント
富山大学学術研究部医学系小児科学講座の寺下新太郎医師らのグループは、「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」のデータを用いて、分娩様式(帝王切開であるか経腟分娩であるか)と3歳時点での小児肥満との関連性について調べました。
その結果、帝王切開で出生したお子さんは、経腟分娩で出生したお子さんと比較して、3歳時点で小児肥満になりやすい傾向が認められました。
この研究成果は、Springer Nature 系の学術雑誌「Scientific Reports」に2023年4月21日に掲載されました。
本研究は、環境省の「子どもの健康と環境に関する全国調査」に係る予算を使用して行いました。
なお、論文に示した見解は著者ら自身のものであり、環境省の見解ではありません。
研究内容の詳細
帝王切開出生と3歳時点における小児肥満の関係:エコチル調査[PDF, 760KB]
論文情報
論文名
Caesarean section and childhood obesity at age 3 years derived from the Japan Environment and Children’s Study
著者
寺下新太郎?吉田丈俊?松村健太?畠山岳大?稲寺秀邦?JECS グループ
掲載誌
Scientific Reports(2023年4月21日掲載、13巻、6535)
DOI
https://doi.org/10.1038/s41598-023-33653-7
お問い合わせ先
富山大学 学術研究部医学系 小児科学講座 寺下新太郎
TEL:076-434-2281(代表)Email:
